ゲスト
瀬々敬久(監督)
岡田将生(俳優)
榮倉奈々(女優)
原田泰造(俳優)
●動画を見逃した方のためのテキスト版:
(TIFFでは邦画の舞台挨拶、Q&Aの際、日本語でのご挨拶等を英訳してお伝えしています。)
瀬々敬久監督(以下:監督):今日はどうもありがとうございます。
この映画は数年前に企画を始めましたが、当時、無縁社会とか孤独死が日本社会で問題になって、どうしてそういう世界になってしまったんだろうという疑問から立ち上がった映画です。そんな映画が今年のTIFFで上映されるということに、想いを改めています。
岡田将生(以下:岡田):(英語での紹介の後)Ah, I’m Masaki Okada(笑).
(間)
あっ日本語には通訳しないんですね(笑)どうせなら楽しくやりたいと思いまして(笑)。すみません(笑)。
通訳(鈴木小百合):(笑いながら)岡田将生です。
岡田:今日は来ていただいてありがとうございます。僕自身この作品がとても大好きです。見終わった後に、僕と同じ気持ちになっていただければ、とてもうれしいです。楽しんで見てください。お願いします。
榮倉奈々(以下:榮倉):この映画は命とか生きるということがテーマなのですが、見る人の性別・年齢・今在る状況・環境によってそれぞれのテーマができる映画だと思います。ぜひ、楽しんでいってください。
原田泰造(以下:原田):♪~財布の中身は2000え~ん♪は~ら~だ たいぞ~うです♪(場内大拍手)
通訳:どう訳そう?(笑)His sang about himself. Introducing himself.
原田:♪~だ~い好物は、ジャスミンティー♪
通訳:My favorite is jasmine tea.
原田:♪~銀座、原宿、六本木~♪は~ら~だ たいぞ~うです♪
通訳:Ginza, harajuku, roppongi, I am Taizo Harada(笑)
原田:(通訳さんに)どうもありがとうございます。すみません(笑)
さすがですね、銀座、原宿、六本木の発音の仕方が。いま、気持ち良かったです。
この映画、ホントにですね、色んなことを感じたり想ったりしてもらえる映画だと思うので、どうぞ皆さん、何か感じ取って家に帰って、お風呂につかって、ベッドに入って寝てもらえたら(笑)、ホントに幸せだと思ってます。
Q:この作品は2011年8月、モントリオール世界映画祭で、革新的で質の高い作品に贈られる賞である、イノベーションアワードを受賞しました。
監督:日本の問題を考えて作った映画なんですけれども、カナダでは、おばあさんがですね、“私も遺品を整理したことがあるんだ”と泣きながら駆け寄ってきて、(自身の)感動を僕に伝えようとしてくれたりということがとても印象的でした。
Q.今年のTIFFではARIGATO プロジェクトを行っていますが、キャストお三方に、改めてありがとうを伝えたい方はいますか?
岡田:僕からか・・(笑)そうですね、いやー、すっごい恥ずかしいんですけど、家族が、いまこの場(客席)にいるんですけど、“いつも支えてくれてありがとう”(恥ずかしそうに俯く岡田さん)。
原田:おぉー、いいね。素晴らしい。
顔を真っ赤にする岡田さん。「本当に恥ずかしそうですね」という司会者からの言葉に、
岡田:いやー、だって、いるんですよ。恥ずかしいです。ホントにありがとう・・・
原田:いいね。
Q:素敵ですね。榮倉さんはどうですか?
榮倉:私は撮影の現場とかでたくさんの人たち、スタッフの皆さん、共演者の皆さんと出会うのがホントに好きで、今回の作品で映画祭に3つ(モントリオール、釜山、東京)も出られたということで、『アントキノイノチ』のスタッフの皆さん、共演者の皆さんにありがとうといいたいです。
原田:この会場に僕のチームのネプチューンのメンバーの堀内くんと名倉くんが、来てくれて・・・は、いないんです(笑)。だから彼らにはありがとうという気持ちはありません(笑)
今日、ここに来てくれている方たち、ホントにありがとうございます!
岡田:この作品は人と人とのつながり、そういったテーマを扱った映画です。僕自身この仕事を通して、誰かとつながっていたい、そういう風に思うようになりました。
この映画を通して、見ていただいた方にもそんな風に思っていただければホントに幸いです。
アントキノイノチ