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2011.10.27
[イベントレポート]
松田翔太「交通事故にあったような衝撃を与えたかった」 ──10/26『ハードロマンチッカー』舞台挨拶

 
ゲスト
グ スーヨン(監督)
松田翔太(俳優)
永山絢斗(俳優)
遠藤 要(俳優)
渡部篤郎(俳優)
黒夢(ミュージシャン)
 
●動画を見逃した方のためのテキストレポート
 
松田翔太:この映画をやるにあたって、最近のインターネットの衝撃映像などに慣れている自分がいました。まるで“交通事故”を見たような、海の中で“鮫”を見たような、映画でそのような衝撃を体感することは出来ないかと思って、暴力シーンなどは、“間”を感じながら演技してみましたので、見てください。
 
永山絢斗:最近、なかなか見ないような、男臭い、かっこいい映画ができました。その作品に参加できていることをうれしく思います。今日は楽しんでいってください。ありがとうございます。
 
渡部篤郎:私は、第6回のときから、この映画祭に参加させていただいておりまして、これからも、もっともっとこの映画祭が世界の映画人たちの広場になるように心から願っております。
この映画の中では、唯一私だけがまともな役でした。暴力が日常のすべてになっている、そんな映画なんですけれども、ここにいる若者たちが見事に、暴力だけではない繊細さを演じきった映画です。『ハードロマンチッカー』っていうちょっとわけのわからないタイトルなんですけれども、映画を見て(その意味を)感じ取っていただけたらと思います。
 
遠藤 要:この映画、本当にぼくたちもそうなんですけれども、スタッフさん全員、一致団結というか、本当に全力でぶつかった映画です。松田くんもそうですし、監督とその場その場でいいものを作るために、ワンシーンそのまま削るくらい話しあって、全く違うワンシーンにしてみたり、皆で話し合いながら全力で取り組んだ作品なので、今日この場に立っていることがうれしいです。
 
グ スーヨン監督:この映画は、邦画というかこれまでの日本映画にはあまりない味だと思います。今日(の上映には)海外の方もたくさんいらしていると聞いています。東京国際映画祭の次は、海外の映画祭という夢を持っていきたいと期待しております!
 
Q:この作品に飛び込もうと思った理由は?
 
松田翔太:下関に住んでいる在日韓国人という役ですが、在日韓国人だからというメッセージを強くしているというわけではなく、また、主人公の持っている考え方を伝えようとする社会的反抗というのとも違いました。ただ単純に、こういう作品を世の中に出すという、ある意味、暴力的な描写を使った芸術を作ろうという想いが、ぼくが参加したいと思った理由です。
 
渡部篤郎:唯一まともな役なので参加しました(笑)。あとはね、やっぱり若い人たちと会いたかったです。特に(松田)翔太くんにはすごく会いたくて、(松田さんに)街ではよく会うんだよね。家が近所なんですよ。
 
松田翔太:そうですね。
 
渡部篤郎:挨拶するくらいだったので、ちょっとちゃんとやってみたいなと思って。本当に声をかけていただいて、光栄に思っています。
 
Q:『ハードロマンチッカー』なかっこいい男になるためのアドバイスを
 
グ スーヨン監督:まあ、なりたくてなったわけではないのですけど、何か周りの人と上手くやっていこうというのが人生の最大の目的ではない人たちだと思います。多分ここ(舞台挨拶)に立っている方々も。それよりももっと大事なことがあると、生きていってるんじゃないか、という気でいます。まあ、あまり『ハードロマンチッカー』になることは、おすすめしません(笑)。
 
主題歌を担当した黒夢のお二人が登場!
 
黒夢・清春:いままでもいくつか映画の話しがあったのですけど、やっていませんでした。今回出会ったのがこの作品で良かったな、という気持ちです。
 
黒夢・人時:今回本当にすごく刺激的な映画に主題歌として参加できたことをすごく光栄に思います。本当にありがとうございます。
そんな刺激的な映画に負けないように、刺激的な音に仕上げたつもりです。
映画と一緒に音楽も楽しんでいただけたらな、と思ってます。

 
ハードロマンチッカー

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