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2011.10.24
[イベントレポート]
TIFFに縁が深い作品の上映は嬉しい――10月23日(日)『マジック&ロス』『避けられる事』舞台挨拶

10月23日(日)『マジック&ロス+避けられる事』の上映に先立ち、『避けられる事』の主演女優でもありプロデューサーでもある杉野希妃さんとエドモンド・ヨウ監督による舞台挨拶が行われました。
避けられる事_1023

©2011 TIFF

 
まずはエドモンド監督から、「これから見ていただく『避けられる事』は、私にとってとても大事な作品です。10年ほど前に交通事故で亡くなった高校の同級生とのエピソードを用いています。その時に自分が味わった感情を脚本にしました。私が映画に出ても面白くないと思い、杉野さんを主人公に脚本を書き直しました。」とご挨拶がありました。

©2011 TIFF

 
杉野さんは、「3年前にTIFFで出会ったウー・ミンジン監督を通じて、エドモンドと出会い、その2ヶ月後に作ったというかなりノリ的な作品ではあります。TIFFに縁が深い作品ですので、こうやってまたTIFFで上映していただけることを嬉しく思っています。お仕事の都合で(『避けられる事』で共演した)篠原ともえさんが来れなくてとても残念ですが、新しい篠原さんを是非見ていただきたいです。」とご挨拶。

©2011 TIFF

 
杉野さんは、エドモンド監督について聞かれ「日本の監督は脚本通りに撮っていく方が多いですが、彼の場合はその時の状況で、それ使っちゃおう!みたいなことが結構あって、かなり東南アジア的な作り方をする監督だと思いました。篠原さんと初めてお会いした時にも、エドモンドのキャラクターがあまりにおかしかったみたいで、篠原さんは終始笑っていてそのまま打合せは終わってしまいました。」とエドモンド監督の愛らしいキャラクターについて楽しそうに語っていました。
 
「この作品の脚本は、当初マレーシアで映画化する予定でしたが、いろんな事情があり実現できなかった。マレーシア人の視点から見た日本映画にはしたくなかったので、杉野さんの力を借りて日本の文化を学び、脚本を手直ししながら映画化しました。楽しんでください。」とエドモンド監督は語っていました。
 
女優兼プロデューサーである杉野希妃さんと、現役大学院生であるエドモンド・ヨウ監督による舞台挨拶は、暖かい空気で包まれ、笑いのたえないひとときとなりました。
 
マジック&ロス 避けられる事

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