●映画人の視点「JUZO AGAIN(オールナイト)」
©伊丹プロダクション
1984年から1997年にかけて、数々の話題作、ヒット作を世に送り出し、その卓越した観察力と発想力から、国内外の映画作家に影響を与えた伊丹十三監督。彼の名「十三」と同じく没後13年の時が経った今、氏を偲び、日本映画界に残した多大な功績を振り返るとともに、その色褪せることのない傑作を上映。
会期:10月22日(土) 22:00開演 オールナイト 05:45終演予定
会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7
料金:前売・当日¥2500 学生のみ当日¥500
【カンファレンス】
ゲスト(予定):
宮本信子(女優)
本多俊之(音楽家) 撮影:稲越功一
糸井重里(コピーライター)
モデレーター:田中文人(TIFF作品部)
アシスタント:田崎恵美(映画監督)
【スクリーニング】
上映:
『ゴムデッポウ』(62)
作品解説:
映画『お葬式』製作から20年以上前となる1962年。当時29歳の伊丹十三が、伊丹一三名義で監督した初監督作品。上映される機会が非常に少ない、まさしく“幻”といわれた作品がスクリーンによみがえる。
監督:伊丹一三
出演:市村 明、伊丹一三、原田清悟、ほか
『マルサの女』(87)
作品解説:
税務署のヤリ手調査官・板倉亮子。ある日、彼女はラブホテルのオーナー・権藤に目を付け、調査を開始する。だが彼は一筋縄でゆく相手ではなかった。そんな中、亮子は国税局査察官≪マルサ≫に任命される…。サスペンスを縦軸に、ヒューマンなドラマを横軸に織り込み、豊かな映画世界を作り出すことに成功した伊丹映画の大ヒット作。
監督:伊丹十三
出演:宮本信子、山﨑努、津川雅彦、ほか
『あげまん』(90)
作品解説:
捨て子だったナヨコは老夫婦に育てられ、やがて芸者の道に進む事になった。一人前の芸者となった彼女は、僧侶の多門院に水揚げされ一緒に暮らすようになる。多門院はめきめき出世するがやがて病死。その後…。“あげまん”とは上昇運を意味する言葉。ここでは男にツキをもたらす女として使われ、この映画によって流行語として、広く知られる言葉となった。
監督:伊丹十三
出演:宮本信子、津川雅彦、島田正吾、ほか
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